小さな村の医師の求人

私はしばらくの間、医師の仕事を休業していた。亡くなっていく患者との別れに耐えられなくなったからだ。しかし、私は再びやるきを取り戻し、医師の求人を探すことにした。やりがいのある職場なら、給料の額は気にしない。地方にある小さな村の病院が医師の求人を行っていることを知り、私はそこの医師として働くことになった。
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 時間と空間を支配する技術“マスエフェクト”の発見により、遠宇宙に進出することになった人類の運命を描く、壮大なスケールのXbox 360用RPGシリーズ『Mass Effect(マスエフェクト)』。その続編がいよいよ2011年1月13日に発売される。前作も大いにやりこんだライターの戸塚伎一が、その魅力を語る。


 大まかなストーリー展開は固定。途中途中で起きる事件の結末は変わらないけど、どのような手段を用い、どういう態度でもって実行したかによって、事件の印象や手応えがガラリと変わる──前作『Mass Effect(マスエフェクト)』は、そんなゲームでした。

 SF 設定がガチ過ぎる上に、ゲーム前半で膨大な情報を一気に押し付けられるきらいがあり、萌えや耽美といった日本人ゲーマーの心にすっと入ってくるビジュアル 要素もないため、ファースト・インプレッションでかなり損をしています。しかし、いったん流れさえつかんでしまえば、一本道は一本道でも、万華鏡の筒のように多彩な世界像を見せてくれる一本道シナリオの魅力の虜になってしまうこと請けあい。気がつけば、さまざまなバリエーションを試すために何周もプレイしていた……なんて人もかなりいたようです。

 じゃあその続編『Mass Effect 2(マスエフェクト 2)』はどうなのかというと、冒頭数時間をプレイした限り、作品の基本的な持ち味はまったく変わっていないことを実感できました。

 尋問形式で話題を延々と膨らませることができる会話シーン、どのような決断を下しても残る一抹の後悔と不安感、そして、戦法次第で楽勝にも激ムズにもなる戦闘シーンのバランス……などなど、バリアフリーが行き届いた国産RPGに慣れ親しんでいる人にとっては不親切極まりない数々の要素も健在です。

 大きく変わった点といえば、TPS(三人称視点シューティング)としての洗練度。最大ふたりの同行メンバーへの細やかな行動指示を十字キーで瞬時に出せたり、よく使うアビリティーを複数のボタンに割り当てたりできるので、リアルタイム戦闘の流れを途切れさせることなく高度な戦術を駆使できます。

 このほかにも、操作全般のレスポンスが向上し、各種メニューの構成もしっかり改善されています。あくまでも単体のアクションRPGとして比較すれば、『Mass Effect 2(マスエフェクト 2)』の方がはるかに遊びやすく、エキサイティングな展開を楽しめるでしょう。

 本作は、壮大なスケールのSFトリロジー(3部作)の第2弾ということで、前作をプレイしていない人はちょっと手を出しにくいかもしれませんが、そこはご心配なく。主人公のシェパード少佐(性別や顔立ちの任意設定が可能)は前作から引き続いての登場ですが、ゲーム開始直後に巻き込まれた事件の影響により、“記憶を喪失していても仕方がない状態”になってしまいます。あとは過去に関する会話のシーンで「昔のことはよく覚えていません」と答え続ければ、前作の出来事を自然な形で知ることができるというわけです。前作のネタバレ要素をいかに盛り込むかという面でも、『Mass Effect 2(マスエフェクト 2)』は万華鏡的な多様性を発揮しているのです。

 しかしながら……どちらがより驚きと感動を味わえるかといえば、やはり事前に前作をプレイしているほうに軍配が上がります。 単に事前知識のあるなしの問題ではなく、ゲームデータの引き継ぎによって、前作のプレイ結果が“正史”として反映されたストーリー展開を楽しめるのです。

 シェパード少佐の外見や経歴は、当然ながら継承。初期ステータスに関しても、前作クリアー時の状態に応じたボーナスポイントが割り振られるので、同じ人物をまたいちから育て直す理不尽さも緩和されます。

 そのほかの引き継ぎ要素に関しては、実際にプレイしてのお楽しみ。大小さまざまな部分でニヤリとさせられるでしょう。シリーズ作のプレイ順序を迷っている人のために一例を挙げると……

「前作で二度と会えなくなる決断を下してしまった仲間とは、今作でも会えない」

あとはアナタの判断次第です。

■戸塚伎一プロフィール
ファミ通Xbox 360誌でクロスレビューを担当する文章&まんがかき。ストーリー性があるテレビゲームを趣味で遊ぶ場合、何回通りもやってすべてのルートやイベントをチェックしなくても、腑に落ちる結末を一度でも迎えれば、それで満足できます。これぞ一期一会のゲーム道……って、Xbox 360ゲームの実績がちっとも増えないことの言い訳じゃないですからね。

[戸塚伎一の過去のレビュー記事]
ハンドル操作をベースにしたアクションバラエティー、『Kinect ジョイライド』プレイインプレッション
良質な舞台を観終わったあとの余韻を漂わせる良質な娯楽作『ゴースト トリック』インプレッション
※他作品とは一線を画するオリジナリティーが魅力【【『ジャストコーズ2』インプレッション
※操作しているだけで幸せな気持ちになれる会心の1作、『BAYONETTA(ベヨネッタ)』インプレッション
※ローカライズされてこそ増した楽しみ、『ギアーズ オブ ウォー 2』インプレッション
※ゲーマーにとってのまさに“故郷” 『イースI&IIクロニクルズ』インプレッション
※演出、シナリオ……ゲームファンの心をくすぐる『銃声とダイヤモンド』インプレッション
※30秒の戦いにすべてを注ぎ込んだ快作『勇者30』インプレッション
※まさに硬派! 骨太のSFワールドを満喫せよ『Mass Effect(マスエフェクト)』インプレッション
※人間の“表と裏”を描く『Another Time Another Leaf(アナザータイムアナザーリーフ)〜鏡の中の探偵〜』インプレッション
※プロ野球ファンの皆さん、球春到来です! 『実況パワフルプロ野球NEXT』インプレッション
※伝説的なシューティングがPSPで蘇る『零・超兄貴』インプレッション
※“現実”と“妄想”が入り乱れる不思議な体験……『カオスヘッド ノア』インプレッション
※仲間と戦うことの力強さと、圧倒的なゾンビの恐怖と……『レフト 4 デッド』インプレッション


『Mass Effect 2(マスエフェクト 2)』
メーカー:マイクロソフト
対応機種:Xbox 360
発売日:2011年01月13日
価格:7,140円[税込]
ジャンル:アクションシューティング

(C) 2010 EA International (Studio and Publishing) Ltd. Mass Effect, Mass Effect logo, BioWare and BioWare logo are trademarks of EA International (Studio and Publishing) Ltd. in EA and EA logo are trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. All other trademarks are the property of their respective owners.

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